ウッドデッキ改修前

経年劣化で腐食の進んでいたウッドデッキの改修を承りました。

全て改修ではなく使用に耐えうる箇所も調査・検討しました。

ヒアリング時に利用頻度も高いとお聞きしたため、今回は全面改修工事をご提案いたしました。

ウッドデッキ改修後

設計を見直し、基礎部分も防草シートを貼りました。

工期としては、既存ウッドデッキの撤去と整地・防水に1日程度、基礎部分の改修とウッドデッキ新規施工に2日程度で完了しました。

今回は屋根のないタイプのウッドデッキのため、全面「キシラデコール」で塗装を行いました。

棟部分の板金が浸水の原因

切妻屋根のてっぺんの「棟」部分の「棟板金」が台風で剥がれかけていました。

そのため、野地板部分も痛んでいましたが全面張り替える必要はなく、部分的な補修で済みました。

退色している部分は「コロニアル」という名称で、いわゆるスレートという屋根材の商品名です。スレートとは、セメントと繊維を混ぜ合わせて薄い板状にした屋根材を指します。一般的に住宅で使われているスレート屋根材の中でも、コロニアルはよく用いられます。

施工後の雨どい廻りと破風板

切妻屋根で、雨どいが取り付けられていない面を妻側（つまがわ）と呼びます。

一方、雨どいが取り付けられている面は軒側（のきがわ）と呼びます。妻側の屋根先の「破風板」は雨どいがない分、雨水や紫外線の影響が受けやすく、また傷みやすい部分です。

棟側から見た施工後の屋根仕上げ

今回は、「コロニアル」から「アスファルトシングル」に葺き替えました。「アスファルトシングル」はガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。

シート状で扱いやすく、複雑な屋根形状にも施工することができます。石粒の色によってさまざまなカラーバリエーションがあり、洋風の家だけでなく落ち着きのある和風の家にもマッチします。

建屋外周部分

外壁部分も全面塗装工事を行いました。塗装前に不要となっていた「電設配管・電線」と「設備配管」も撤去作業を施したため、外観もすっきりとした仕上がりとなりました。